【vol.10】生まれ持つタイプで変わる接し方 | 子どもが幸せに育つハッピーコラム | 栃ナビ!
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「子育てハッピーアドバイザー」、「アンガーマネジメントファシリテーター」の山本果奈さんによる「子どもが幸せに育つハッピーコラム」。今回は、親子・兄弟でも違う、“タイプ(気質)”についてのお話です。

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【vol.10】生まれ持つタイプで変わる接し方

皆さん、こんにちは!
「子育てハッピーアドバイザー」
「アンガーマネジメントファシリテーター」の
山本果奈です。

さて、皆さん子育てをしていて、
同じ環境で育てているはずなのに、
なぜこんなにも性格が違うのだろう…?と、
ご兄弟を見ていて思う事はありませんか?

人間は環境で形成される性格もありますが、
やはり、生まれ持った気質も性格に
大きく影響している
のではないでしょうか?

ドイツ発祥のシュタイナー教育では、
人は生まれながらに
4つの気質に分かれるといっています。

例えば

【胆汁質】
・自己主張や意志が強い
・決断力や行動力がある
・意志が通らないと癇癪をおこす
・周囲と衝突しやすい
・能力が認められることで力を発揮する
 
胆汁質のタイプの子どもには
注目や関心を示して
少し難易度の高い課題を与えたり、
尊敬できる大人を傍におくなどの接し方が必要
です。

【憂鬱質】
・物事をネガティブに考えがち
・非社交的で孤独
・傷つきやすい
・自分に対する関心が強い
・懐疑的
 
憂鬱質のタイプのお子さんは、
辛い体験をした人を愛する傾向にあり、
そういった出会いがないと孤独感を感じるため
注意が必要
です。

【粘液質】
・休む、食べる、眠ることを好む
・放っておいてほしいと感じる
・おっとりとした性格
・指示を正確にこなすが時間がかかる
・やる気を持続させることができる

粘液質タイプのお子さんには
関心を注ぎ、さまざまなことに気付いて
反応を示す接し方が必要
です。

【多血質】
・さまざまなことに関心を示す
・楽天的でポジティブ
・活気がある、陽気
・人当たりがよくやさしい
・長い間集中することが苦手

多血質タイプのお子さんは
落ち着かない傾向もあるため
ゆっくり接したり、
またはそれ以上にせわしなく接して、
自ら気付かせることが必要
です。


こんな風に気質によって性格が違い
対応もそれぞれにあった方法があるようです。

親のタイプと子どものタイプが違った場合、
親は子どもを育てづらいと思うようですし、
子どももストレスを感じやすいようです。

子育てがうまくいかないと感じたとき、
自分の子育ての方法が悪いわけではなく、
子どもの生まれ持った気質を想像して、
「あー、あの子は元々、
こういう性格の子だから仕方がない。」と
諦めて肩の荷を降ろす事も
大切なのではないでしょうか?

そうすることで、
お互いを責め、傷つけあうことも
少なくなる
のではないでしょうか?

持って生まれたその子の性格を
ありのまま受け止め、
良いところを伸ばしてあげる。


そんな接し方が
子どもの自己肯定感を高めるには
必要なのかもしれません。

「過去と他人は変えられない」

これは自分の子どもでさえも当てはまる言葉
なのかもしれませんね。

ありのままを受け止め、認めてあげる事が
子ども自身の自己受容につながっていくのでは
ないでしょうか?

「子育てハッピーアドバイザー」
「アンガーマネジメントファシリテーター」山本果奈

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「子育てハッピーアドバイザー」「アンガーマネジメントファシリテーター」の山本果奈です。栃木県宇都宮市生まれの37歳。産まれた時から(いやいや、産まれる前から)かなり手のかかる小学3年生と1年生の男の子のママです。
「子育てハッピーアドバイザー」という立場ですが、自分の育児は毎日失敗ばかり(笑)でも失敗の中から学んだ大切なことを、「ハッピーコラム」として届けていきたいと思います。
「子育てハッピーアドバイザー」山本果奈のFacebookページ

「子育てハッピーアドバイザー」とは?

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(1万年堂出版発行)

子育てに不安や悩みを持つお母さんに向けて、イラストとマンガでやさしく解説したベストセラーの育児書「子育てハッピーアドバイス」。「子育てハッピーアドバイザー」とは、著者である精神科医明橋大二先生認定の自己肯定感を育む子育てスペシャリストのことです。

「子育てハッピーアドバイス」
「明橋大二オフィシャルサイト」

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取材:2015年11月

※掲載内容は取材時の情報です。