【イートランド×フリフル】SDGs特別対談レポート★フードロス削減に取り組む

“規格外野菜を捨てないためにできること”

2023年10月28日（土）29日（日）新宿御苑インフォメーションセンター内カフェ「Under the Tree」にて「規格外野菜があつまるマルシェ」が開催され、大きな話題となりました。
このイベントの主催者は、食品ロス削減サイト「フリフル」を運営する「株式会社Day1」の坂口社長。今回、グループ会社の「ミナミトラスト」が関東代理店となった、「イートランド株式会社」の田村社長が駆けつけ、規格外野菜についての想いを熱く語り合いました。

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「フリフル」の代理店となったきっかけ

田村社長「うちは給食会社なので、世の中的にSDGsが叫ばれるずっと前からフードマイレージ（食料を輸送するときの地球への環境負荷）や、規格外の野菜の問題には並々ならぬ関心をもっていました。「なるべく地元の野菜を使いたい、規格外の野菜もうまく活用したい」という気持ちから、いろいろと挑戦もしてきましたが、実際には流通や衛生的な問題などから納得のいく形にならず、もどかしい思いをしていました。

そんな中で、規格外の野菜を一般の方に販売し、そのことで人を集めて、周りの人にも恩恵を与えていくという、フリフルさん独自のビジネスモデルに非常に感銘を受けました。規格外野菜を捨てずに、たくさんの人を幸せにしていく素晴らしいアイディアだと思ったのです。」

理解はできるけど、なんとかしたいという葛藤

坂口社長「私も最初は、規格外野菜を保育園や病院などで使ってもらえないかと考えました。でも色んな事情でなかなか実現できない。規格外っていわば予想外なんです。農家さんも規格外のものを作りたくて作るわけではないので量が読めない。供給が安定しないとなると、事業者さんが使いづらい食材であることは容易に理解できます。頭では理解できるのですが、その一方でなんとかしたいという葛藤は消えなくて。私も最初はかなり試行錯誤しました。」

本来市場に出ないピーマンのおいしさ

坂口社長「先日、ピザハットさんとコラボしたのですが、そのとき作った規格外ピーマンの特別ピザがとてもおいしかったんです。ピーマンって熟すと赤くなるのですが、赤いものは流通の過程で傷む場合があるのでふつうは出荷しないんです。でも農家さんは赤いピーマンもおいしいとおっしゃってて。それでピザを作ってみたら、確かに苦みがなくて旨みが濃くておいしい！規格外野菜の可能性ってまだまだあるなと、改めて感動したんです。」

規格外野菜をもっと皆さまに届けたい

田村社長「規格外だからこそのおいしさとは、野菜を規格で見ていると決して気づけない盲点ですね。『おいしいものを無駄にすることなく、消費者の元に安全に届ける』。そんなシンプルなことが、なぜか複雑になってしまっている。実は弊社でも、一般の皆さまと触れ合えるレストランやカフェなどをいくつか運営しています。今後はより多角的により皆さまに届けられるよう、規格外野菜の可能性を広げていけたらと思っています。」

栃木県内でも、いよいよ本格始動

田村社長「今秋、県内ではいよいよ「フリフル」が本格的にスタート。県内各地の事業者と組んで、規格外野菜の販売を13週連続で行うなど、目を離せない展開になってきています。もしかしたら、栃木県にお住いの皆さまの中にも見たことがある方が増えてきているかもしれません。」

坂口社長「できることから着実に、歩みを止めないことが重要だと思っています。栃木県の皆さまに応援していただけたら嬉しいです。」

田村社長「これからも一緒に力を合わせてまいりましょう！」

これから行ける！フリフルイベント

ほんの少しの傷や黒ずみのため廃棄されてしまう規格外野菜やフルーツたち。廃棄にもコストがかかり焼却であればCO2も排出します。味やおいしさは変わらなくても捨てられてしまうという現実を受け止め、私たちにできることから始めていきませんか？

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2023年12月10日（日）
「フトン巻きのジロー茂原店」（宇都宮市）

2023年12月17日（日）
「フトン巻きのジロー古河松並店」（茨城県古河市）

2023年12月24日（日）
「フトン巻きのジロー佐野高萩店」（佐野市）

ぜひ遊びに行ってみてください！