下野市
昭和元年創業、約70年続くお店だそうです。元祖「豚そば」が人気メニューとのこと。店の外からは中があまりわからないため、空いているとたかをくくって入店。驚く事に日曜午後1時過ぎにもかかわらず満席、ご老人から若者までが合い席で座っています。なんでも、近くに大型のホームセンターができて、今まで以上に混む様になったそうです。早速、豚そば700円を食すことに。自家製のストレート細麺。素麺を連想させるほどのコシの弱さ。なるほど地元の年配の方向けなんですね。スープはあっさりとした醤油味。魚介系のダシの香りが後味で優しく感じられます。トッピングは、豚肉と野菜の炒めたあん。豚肉とキャベツ・モヤシ・タマネギ・タケノコ・キクラゲ・グリーンピースを、中華料理特有の火力強めでサッと炒め、片栗でトロ味を付けた物。ラーメンのトッピングに、柔らかくふやけ水が出ているキャベツやモヤシは好きでないのだが、これはしゃきしゃきとした食感で楽しい。醤油スープに、少し酸味とトロ味をつける形となり、細麺ながら麺とスープがよく絡むのは狙いなんだろうと感心。サンマー麺にも似ているがオリジナル性があり、素朴な優しさとどこか懐かしさを感じる味だった。ご馳走様!