東京都
高級旅館、もしくは高級料亭のような佇まいのお店。天気の良い今日は、外の風を感じながら、バルコニーで食事をいただきました。足元には一面の緑、頭上には青い空と美しい木々、少しはなれたところには、田んぼがあり、川が流れています。この雰囲気だけでも贅沢なのに、お料理も贅沢でした。写真の料理だけではなく、これに季節のお魚が竹皮に包まれて蒸し焼きになり、ちょっとめずらしいイチジクの天ぷらとかき揚げ、そしてデザートです。写真をご飯から時計回りに説明しますと、ご飯の上にのっているのは自家製の山椒味噌(店内で販売もしていました)、小さな土鍋に入っているのが野菜のあんかけ煮(野菜の味が生きたほんのりと甘い煮物)、きのこの白和え(きのこ自体も別に味付けをしたようです)、かぼちゃを使った料理(・・・お酢を使っているらしく、爽やかで初めて食べた味でした)、芋がらを使った料理(とても丁寧に煮てあり、やわらかくてじっくりと味の染みた一品でした)、きゅうりと大根のつけもの(さっぱりとして歯ごたえがありました)、そばの実のお吸い物(そばの香りがほんのりしてとても上品な感じがしました)。料理を目で見て、舌で味わい、香りを感じ、自然の草花に触れ、美しい器を感じ、川のせせらぎや、鳥の声に耳を澄ますそんな五感を贅沢に使ってあげられるお店のです。