宇都宮市
1968年(昭和43年)に廃線となった東武日光軌道線。109号車は他の100形電車と共に岡山電気軌道へ譲渡され岡電3000形3010号車として活躍しました。2012年(平成24年)岡山電気軌道で廃車となった100形109号車は故郷の日光へ戻り市内のチロリン村さんで岡山電気軌道仕様の日光軌道線色で展示保存されていましたが、日光市へ寄贈され復元化され昨年3月より日光の玄関口の東武日光駅前に展示されています。100形の塗装の基調色の若草色は日光の山々を、朱色の帯は日光のシンボルのひとつである神橋を表現しているそうです。109号車は復元工事を行ったのちに静態保存されましたが、窓がアルミサッシ化され、集電はビューゲルでは無くZパンタとなっていますので、完全復元では無いようです。それでも100形が古巣の旧車庫跡付近となる駅前広場に戻ってきたことは、とても嬉しく喜ばしいことです。