宇都宮市
♪渡良瀬橋で見る夕日を~♪…by森高千里…これは足利に有る渡良瀬橋では無く”足尾”にある『渡良瀬橋』です。一見してコンクリート橋の様に見えますが、元々は明治後期に架設された鋼製のアーチ橋です。明治期の鋼製橋は、構造体を鉄で造りそれ以外の横桁や床版・高欄は木造で造るのが一般的で、この橋も同様の造りだったそうです。その為、1927年(昭和2年)に木製部分を鋼製にする改修工事が行われたそうです。また、その後に二回目の大改修が1935年(昭和10年)に行われ、この時に橋の基本的な鋼製部分はそのままに束材の間引きと斜材を撤去した後にコンクリートで巻き(SRC造?)込んで現在の姿になったそうです。足利の鋼製渡良瀬橋は1934年(昭和9年)架設なので、明治期にすでに鋼製橋を架設した足尾の経済力と技術力は相当のものだったようですね。老朽化のため1998年(平成10年)に隣接して新渡良瀬橋が架設され、現在この橋は歩行者・自転車専用橋となり保存されているそうです。コンクリートが白化している感は否めませんが、白く輝く優美なアーチの渡良瀬橋!!! お勧めですよ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆