宇都宮市
八幡山の交通公園・アドベンチャーUの地下部分にトンネル状に造られた【宇都宮の軌跡/旧陸軍司令部跡】が有ります。。。このトンネルは、第二次世界大戦末期の1945年(昭和20年)に日本陸軍が空襲と本土決戦に備えて八幡山に建設を進めた陸軍地下司令部の跡です。建設は6月中旬からはじまり、二ヶ月後の終戦までには完成しなかったので、実際に使用されたことは有りませんが「未完成の状態で進駐軍に見られたら日本軍の恥になる!」という虚栄心から終戦後も掘り続けられそうです(*_*)。。。砂岩や泥岩を素掘りで掘ったトンネルは、総延長が721mにもおよび、出入り口は全部で11ヶ所、24㎡(15畳)ほどの小部屋が五つ設けられています(*^^*)。。。1999年~2000年に宇都宮市教育委員会が調査を行い、2001年~2006年には一般公開されていましたが、壁が崩落したため残念ながら2007年以降は公開中止となっています(ToT)。。。近隣の年配の方と話をしましたが、子供の頃は山の向こう側へ行く時はこのトンネルを利用していたそうですよ(^o^)/。。。この【旧陸軍地下司令部跡】は、戦争の悲惨さと平和の大切さを語り継ぐ史跡として、八幡山の山中に現在もひっそりとその姿をとどめています(*^^*)。。。中を見学することは叶いませんが、戦前戦後の宇都宮の歴史的に貴重な【宇都宮の軌跡/旧陸軍司令部跡】お勧めです( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆