宇都宮市
カウンターでお寿司が食べたいと家内が…。で、夕方の裏道を通り、明晩の上弦の月を仰ぎながらお店に。洒落た扉を開けば、木の香りと酢の匂いと歯切れ良い親方が迎えてくれた。開口一番「今日、いいモノが入っているよ…」と親方。魚の種類や旬などはまったくの素人。親方の勧めるモノを楽しみながらいただけるのがコノお店である。そして、むっちりピチピチのボタンエビ、初めて食べる白身のシコシコとしたハタ、そして、醤油皿にパーと散った油のサバ刺しが…。家内、冷えたビールと三昧肴に満足そうだ。そして、お茶が通され寿司へと。小ぶりに握る飯に溢れる具、黙って女性の好きなモノだけがが飯台に載る。黙って座れば、親方の気働きがカウンター越しに爽やか意思伝達だ。