小山市
小山市文化財の政光逆修塔は1188年の石幢で六角石柱の台座とまんじゅう形の基台が残存しています。凝灰石で出来ていて、この種の供養塔では県内一古い物です。表面に字面が見えにくくなり、のっぺらぼうのような塔を見て孫子の兵法書の一節「徐かなること林の如く」が頭をよぎり、悠然と構えて落ち着いていて正光公のごとく隙が無いなあと感じました。元栃木県天然記念物の朝日松は幹がお堂の中に保存されています。現役の頃は見てないので分かりませんが相当な古木であったんだろうと想像できました。1632年の十九夜塔があり如意輪観音が刻まれています。当時、安産や子育て子供の健康に関して女性の集まりがお寺で祈願されたんでしょうね。当時の様子が伝わってきました。頭巾で顔を覆われたお地蔵さんも江戸時代の物だそうです。カラフルな石で出来たテーブルとイスのある東屋、枯滝石組のある日本庭園もあり風光明媚な景色も楽しめるお寺です。