小山市
県無形文化財の伝統工芸品、おやまブランドでもある間々田ひも店を訪れました。コチラは東京の江戸組紐、京都の京くみひも、三重の伊賀くみひもと並んで日本を代表する組紐ブランドです。宮内庁献上品にもなっているブランドでもあります。栃木県伝統工芸士である三代目御主人にお話しを伺いました。色は200種類以上あるそうで金糸、銀糸も含め様々なバリエーションができそうです。思川桜で染め上げられた組紐などの草木染めは天然の色あいが化学染料では出せない優しく透明感のある上品な仕上がりで見ていて落ち着きました。職人さんが角台で仕事をされていました。玉数が少ない一番易しい組台だそうで見ている僅かの間にパッパパッパと仕上がっていきました。一つレベルが上がる組台の丸台では玉数が多くぶら下がっていました。大体の作業はこの組台でできるそうで角台に比べると出来上がる商品が複雑な模様となっておりました。さらに大がかりな組台が幾つかありましたがソレラを使いこなすには高度な技術が必要とのことです。紐で絵などもデザインできるそうで色の豊富さから無限大で出来そうです。商品はストラップ、キーホルダー等の安価な物~高価な物まで販売されています。お店は栃木パスポートのおもてなし施設に参加しているのでパスポートを提示すれば伝統工芸品を8%引きで購入することができます。お店で販売されている商品は丈夫で長持ちし化学染料と違い経年の色の変化を楽しめる味わいがあり一つくらい持っていても良いかなと思える作品です。