小山市
鹿沼市文化財の3台の屋台が展示されています。最初に5~6分ぐらいの解説ビデオを見て大まかな知識を得てから屋台を鑑賞しました。3台とも江戸時代後期の作品です。最初に出てくるのが小ぶりな銀座一丁目屋台です。龍の彫り物がふんだんに見受けられ大盤振る舞いです。脇障子に至っては鷲と猿が今にも一戦交えるかの緊迫感が伝わってくる彫り物となっていました。次の久保町屋台は彩色豊かな絢爛豪華さで鬼板の黄金の龍が目立ちます。脇障子には花が彫られていて優美さが感じられました。3台目の銀座二丁目屋台は鬼板・懸魚に渡って桐に鳳凰がダイナミックに彫られていて3D感が半端ないです。屋台を鑑賞した後、屋台に関わる職人達のコーナーを熟読しました。彫物師、大工、車屋、塗師、彩色師、錺師のソレゾレの職人によって丹精を込めて一台の屋台が完成されることから手間、月日、金もかかる物だなあと思いました。でもそれだけ素晴らしい物なので後生の世でも見られる事を有難いと思いました。銀座二丁目屋台の江戸時代の車輪が展示されています。足元だけあり頑丈に作られていて今でも未舗装な道路ばかりなら現役間違いなしです。鹿沼の屋台の歴史が一杯詰まった公園です。私は入館無料で入場しましたが係の人に問い合わせたところ今のところ無料で入館できるとのことです。無料で見たい方はどうぞお早めに。