佐野七福神めぐりで訪れました。コチラで祀られている毘沙門天様は引き締まったお顔立ちをしていらっしゃいました。住職にお声がけをしスタンプを押して頂き200円を納めました。住職に境内を案内して頂きました。境内には桜の種類が多くあります。仁和寺から取り寄せた桜を奥様が手入れしていました。花が咲き始めたばかりでコレカラ楽しめそうです。四方八方にバランス良く伸びていて枝ぶりがいい木です。鮮やかなグリーンのギョイコウ桜も咲き始めていました。淡い黄色のウコン桜も花びらが青空に光り輝いていました。お寺にある佐野で一番に咲くという樹齢400年以上といわれるヒガンザクラは咲き終わり寸前で何輪かの花がわずかに見ることができました。お寺一の古木で長年お寺を見守ってきた頼もしい桜です。春、秋と年に二度咲く四季桜も植樹されていて咲き終わりの僅かな花を観賞することができました。お寺にある建造物に目を向けました。朱色の地蔵堂は向拝に龍、木鼻に獅子と獏のカラフルの彫刻が刻まれていて、中には佐野市文化財の銅造地蔵菩薩座像が安置されています。道路からも目立つ朱色の鐘楼には佐野市文化財の1732年作の天明鋳物の銅鐘が吊り下げられています。鐘楼は新しそうですが住職に話を聞くとお爺さんの代に再建し100年近く経っているとのことで、保存状態が良いです。上層部の柱は丸柱、下層部の柱は角柱になっています。東日本大震災でもビクともしなかったそうで昔の大工さんの英知を集めた作品と言えます。300年以上前の宝篋印塔が一基、江戸時代の庚申塔は数多くありました。本堂には栃木県文化財の木造大日如来座像が安置されています。1015年創建されたお寺なので見所が沢山ありました。

• 訪問日：2020.04.12