小山市
ましこ世間遺産である3本のイチョウがあります。樹齢200年のイチョウが対になってあり本堂近くに樹齢300年の大イチョウが高々とそびえており天を突く勢いが感じられました。住職に昭和9年建立の本堂内を案内して頂きました。欄間には昭和14年作の色鮮やかな鳳凰が花に囲まれ優雅な雰囲気でご満悦の表情を浮かべておりました。天井絵の龍が躍動しており絵心のあった棟梁の作品だそうで中々の力作であります。向拝にも様々な彫刻がされておりますが中でも海老虹梁にしがみつく亀に目が点になりました。様々な寺社仏閣を巡っていますが初めて見るタイプです。遊び心で付け加えたそうで発想が良いなあと思いました。本堂前方部の木鼻には彩色のある唐獅子があり何とも訴えかける表情が印象的でした。境内にはキンモクセイの古木もあり手入れが行き届いておりました。樹齢100年ぐらいだそうで秋には香の良い花を咲かせるそうで来年また伺いたいと思いました。梵鐘の草の間四区画に天女が8人舞い踊っておりました。池の間では何度か見かけましたが草の間の天女は初めて目にしました。ビジュアルが楽しめるお寺です。