小山市
境内入口の1312年~1316年建立の勅使門(足利市文化財)は四脚門で組物、蟇股などに技巧が見られ杮葺屋根も含め趣を感じさせました。七福神が安置されている池があります。橋を渡った先の舟の上にお揃いでいらっしゃってニコヤカな表情を浮かべておられました。見ていると私も自然と顔がほころびました。護摩堂 (五大尊堂) は1732年建立です。向拝に数多くの彫刻が配され屋根を見れば鬼瓦が迫力を感じさせ飾り瓦がイイ仕事をしておりました。そして朱色主体の荘厳な雰囲気が漂っている建物です。本堂はドッシリと構えており何事にも微動だにしなそうな建物です。奈良時代創建で全国に310余の末寺があったと伝えられているお寺には数多くの文化財が残されており芸術的で史料価値の高い物揃いであります。また境内にはサルスベリ4本(足利市天然記念物)があります。アチコチで見られる木ですが樹齢200~300年の古木で太い幹の物は他では見た事はありません。コノ木の文化財指定は珍しくソレも4本揃ってとは県内でもないでしょう。花が咲く頃マタ訪れたいと思います。