小山市
境内入口付近にある白糸の滝は落差約10mでしなやかに流れていて大正天皇がご観覧になった名瀑であります。鳥居の小さな穴に向けて投げる名物の運玉投げはカゴの中に運玉が入っておらず断念しました。楼門は脚まわりが非常にガッチリとしていて上部を支えておりました。これを見ただけで神社の格の高さが感じられる豪華な門です。拝殿の扉が凝った造りとなっていて目を引きました。本殿を囲む唐門は控えめな黒色で本殿を引き立てていて玉垣との調和が取れておりました。そして朱色のアクセントが門を主張しているのがイイです。本殿向拝は豪奢な造りでデザイン的にも長けております。石橋を渡ると背筋がピンと伸びました。御神木の三本杉は等間隔で三つ子のようにソックリな出で立ちでありました。 三本の矢ではないですが三本揃っているので相当な霊験がありそうです。滝尾稲荷神社は鮮やかな朱色の覆い屋で使いの狐も朱色の前掛けとお揃いです。社殿は石造りで厳かな雰囲気を感じました。酒の泉は豊富で綺麗な水ですね。見ていたらコノ名水で仕込まれた名酒を飲みたくなりました。子種石は玉垣で囲まれた神石で今まで相当な人数の御夫婦にお子さんを授けてきたのだろうなあと思いました。霊験あらたかが感じられる神社です。