小山市
1712年建立の観音堂(栃木県文化財)で堂内には木造十一面観音立像(栃木県文化財)が安置されております。向拝には天井絵が見られ格間が一部欠けていますが花鳥風月が描かれている様子が見て取れました。堂宇の壁がまた素晴らしいです。ライトグリーンに染まった苔が天然の彩色となっており見映えが良かったです。観音堂と同じ時期に造られた燈籠は花崗岩で出来ていて一部欠損している箇所はありますが火口が大きく取られ煌々とした灯りが見られたことでしょうね。グレーの笠の色も燈籠の存在感を増して見えました。地元の方により周囲の木々が伐採され明るい雰囲気の場所となっております。茂木に行った際は是非お出かけ下さい。