小山市
境内の樹齢約290年、樹高35mの古木のイチョウ(茂木町天然記念物)の葉は全てにおいて黄葉しており煌びやかでした。そしてスリムな格好の良い木です。半分程の散った葉は境内をビッシリと隙間なく敷き詰めていて朱色の御堂を盛り立てておりました。江戸時代に建立された美しい屋根の木組みの薬師堂(茂木町文化財 建立時にイチョウが植樹されたとされる)には天女や龍などの天井絵が見られ欄間には風神雷神の彫刻や中国風の絵馬などが掲げられており見所が多かったです。堂内の閉まった厨子の中には木造薬師如来坐像(栃木県文化財 鎌倉時代の作)と脇侍の日光・月光菩薩立像が安置されております。その左右には眷属の十二神将が並んでおり警護に当たっておりました。春には境内から裏山にかけてカタクリが咲き誇るそうでソノ時期にマタ伺いたいと思います。