小山市
境内には1549年に建立された六地蔵供養塔(日光市文化財)があります。戦国時代の戦に参加する日光山の将や兵僧達とその関係者が建てたといわれる供養塔です。元は湯西川十乗房の寺領内に建立されましたが秀吉の怒りを買い焼き討ちにあい現在地の慈光寺が建てらた場所に移転されたそうです。外観もヒビ一つなく文字もハッキリと陰刻されていて保存状態が良好です。数々の災難・困難の歴史に打ち勝って現在に至っていて湯西川の激動の時代を知っている数少ない貴重な供養塔です。1607年建立のお寺は現在は廃寺となっておりますが湯西川の人々の菩提寺として供養塔と共に心の拠り所の存在であると思いました。