小山市
展示館は那須町の素材を多く取り入れガラス張りで明るく雰囲気が良いです。土蔵や陣屋裏門は江戸時代にタイムスリップしたような感覚にしてくれました。襖は見た事がある素材だなと思ったら烏山和紙が使われておりました。受付で係の人に館内の写真を撮って良いか伺うと3点の資料以外OKでSNSに投稿しても良いですよとのお返事を頂きました。館内にも同様の紙が貼られております。本日は県民の日の記念で入館無料です。テーマ展の「那須と芭蕉と文人たち」が開催されておりました。芭蕉が那須町を旅し有力者の家に宿泊しながら俳句を詠んだ名所の足跡を辿る資料を中心に与謝蕪村など芭蕉を尊敬してやまない俳人、文人達の資料が展示されておりました。おくの細道と題する紀行文が如何に凄い反響と影響力を持っていたことが感じられました。常設展示では探訪館職員さん達の手作り紙芝居風な九尾の狐伝説を楽しく読ませて頂きました。那須町には沢山の著名人の方がいらっしゃることを初めて知りました。中には存じている方もいらっしゃり私的には考古学の渡辺龍瑞先生は県内各地の発掘で有名です。縄文時代の保存状態の良い土器などが展示されておりました。伊王野城の縄張りが貼られておりました。伊王野資清が築いたとされ戦国時代には那須本家に次ぐ1万3千石以上の石高があったそうです。現在は公園となっているそうですが遺構は各所で見られるそうで見に行ってみたいと思いました。那須町の歴史が年表形式になって当時の資料が並んでおります。今でも鮮明に覚えている小貝川の氾濫後の写真などが展示されていて御苦労されている様子が見て取れました。懐かしさを感じる昔の道具も並べられております。受付付近には那須町の歴史や文化が辿れるマップなどが置いてあるので参考にしながら芭蕉みたいに那須町を旅したいと思います。