荒川支流の境川の丘陵斜面の凝灰岩に造られた曲田横穴墓群(那須烏山市文化財)へは竹藪がある小道を下って100ｍぐらいで到着です。案内板には岩穴横穴墓群と記されておりました。現在確認出来るのは6基です。横一列に並んでおりますが眼前で見られたのは中間にある3基で3番目～5番目の穴です。羨道部の天井が共有しているせいか同じような造りで広い空間となっておりました。他の3基は足場が悪いので少し離れた場所からの見学となりました。西から1番目は穴の上で凝灰岩が今にも崩れそうですが持ちこたえておりました。西から2番目は小規模な穴で少し高い位置にあり大木の根が周囲を囲んでガードされているようです。西から6番目は綺麗なアーチ状で苔との色合いも良く美しい穴です。なお横穴墓群の中には室町時代の仏躰十三を彫刻したものがあるそうですが見ずに帰ってきてしまったのでマタ来ようと思います。

• 訪問日：2022.07.10