小山市
栃木市天然記念物の欅は樹齢350年程の古木で天満宮に寄り添うように立っております。上部の方は詰められているのでソレホド高い木ではありませんが未だに根張りは強力です。建造物に囲まれた場所に位置しているので根の置き場所を持てあましている様に感じました。建造物に目を向けると神楽殿は颯爽とした感じです。拝殿の向拝には天満宮らしく梅の彫刻がありました。本殿覆い屋の玉垣は朱色に染められていて本殿の存在感が引き立っておりました。金網越しで本殿を窺うことができます。胴羽目彫刻に控鶴仙人(雲の上に羽根を広げて羽ばたく鶴に乗る仙人)、鳳凰、背面は見えづらくなっており髭を蓄えた老人2人らしき人物を見るのが精一杯です。脇障子2面で瓢箪から駒(ことわざの由来は中国の仙人である帳果が旅の疲れを癒すために休憩をするも大きな馬の存在に困り果て挙句の果てに馬を小さな瓢箪の中に入れてしまい旅を再開する時に大きな馬を小さな瓢箪から出したことから)を表しておりました。欅と社殿彫刻が楽しめる場所です。