小山市
東京芸大の教授をされていた手塚先生の石彫作品が展示されております。フクロウと人をフィーチャーした作品は冷たく硬いイメージがある石を温かみのある柔らかい物に変えておりました。トーテムポールのようなフクロウ、ヨガポーズをやっているような人、2羽のフクロウが人を支えているものなどインパクトのある作品揃いです。先生の最後の作品は力が入らず殆どが生徒さんに手伝ってもらったそうですが先生らしい仕上がりになっており感心しました。ノミやヤスリを使用して加工し手ではトテモ持てない石をクレーンで吊り上げ角度を少しずつ変え仕上げるのは根気と体力が並大抵ではないですが先生は100ぐらい作品を作られたそうです。展示替えもするそうで他の作品も見てみたいと思いました。中庭にはシダレザクラが満開で先生の生家であった現在のワークショップ棟に春が来たことを告げておりました。