第13回茂木町　油絵教室展が開催されておりました。8人の生徒さんの作品が展示されております。風景画、食べ物をモチーフにしたものが多く春らしい桜の絵もあり力作揃いでした。隣のギャラリースペースでは三人展が開催されておりました。伝統工芸品である一閑張のお二人と造花アートであるアメリカンフラワーの人のコラボです。重みのある物と華やかな物とのコラボなのでどうなのかなあと思いましたが透き通った花びらの花々と紙漆細工で作られた日用品とがお互いを引き立てておりました。一閑張は紙で出来ているとは思えない程頑丈ですが見た目より随分と軽い仕上がりでデザインも良かったです。アメリカンフラワーは生花のように生き生きと見え花瓶との相性も抜群でした。フロアにはふみの森とちぎキャラクターふーミンのモデルとなったミミズク土偶(茂木町文化財)が展示されております。アニメのキャラのよう可愛らしい表情とおどけたポーズが好感を持てました。歴史資料展示室で企画展　茂木の考古学新発見を見ました。茂木町内と一部近隣の遺跡出土品が展示されております。土器、石器、埴輪などの展示の中で一番の注目は中央に置かれている臣の平遺跡、桧の木遺跡、塙平遺跡から出土した硬玉製大珠3点です。ヒスイ製なので美しい色合いをしていて表面が滑らかに磨かれており見事な作品です。どこの遺跡にもあるものではなく縄文時代の最高の宝物だそうで身に着けていた有力者は鼻が高かったでしょうね。次の企画展も楽しみにしたいと思います。

• 訪問日：2023.03.21