小山市
二つの主祭神を祀るだけでも珍しいですが輪をかけて山の神(日本武尊)と海の神(底筒之男命)というコノ地域では相見えない神様の奇跡的なコラボ神社です。秋の例祭の日に訪れました。拝殿内には軍服を着用された明治天皇の御尊影(日露戦争時)が掲げられておりました。この御姿の御尊影は初めてお目にかかるもので貴重な一枚です。日露戦争出陣式の絵馬、両社大明神の頃に馬を引いて参拝する所を描いた絵馬、この地域で養蚕が盛んであったことが分かる繭が掲げられており保存されておりました。この地域の特性が分かる歴史資料です。本殿の羽目板には中国の仙人などが彫られております。この地域の末永い繁栄を願って描かれたお目出度い作品だと思いました。