小山市
東蓼沼の上総堂墓地です。その中に墓地の名前となる上総堂があり平将門伝説が残されております。将門が敗れた時に家来の四人が家族と共に舟で鬼怒川を遡り逃げ延びました。蓼沼にきたところ舟が沈んでしまい一族はこの地に住むようになりましたが一族のつながりを保つために御堂を建てて拠り所としました。この時に建てられた御堂が上総堂と伝えられております。四人は将門の四天王であった安保、安達、仁平、藤平氏を指していて故郷の上総国を郷愁するために付けられたのだろうと思いました。東蓼沼の人々と打ち解けた交流があったことが感じられる御堂です。