小山市
朱色を主体とした仁王門には若くて活力のある仁王様が躍動しておりました。本堂は「やいたの建物十選」に選ばれていて豪快な造りです。本堂前に立つイチョウ(栃木県天然記念物)は周囲の木々にどうだと言わんばかりに聳え立っておりました。現時点で推定樹齢380年の古木は幹が末広がりで御目出度く幾つもの気根が鍾乳石のように垂れさがっております。パフォーマンスの素晴らしい木だと感じました。1781年造立の銅造大日如来坐像(栃木県文化財)がおられます。佐野の天明鋳物で出来ている生き生きとした仏様は目を瞑り表情を無にしておりますが私のことは良く見えていることでしょう。懇ろに手を合わせました。本堂の裏にはシュウカイドウがビッシリと広がっておりました。苔の生えた石燈籠とのマッチングも中々いい景観だと思いました。