推定樹齢650年、高さ23.0ｍ、目通り5.90ｍの巨木のスギ(足利市天然記念物)は児童公園の盛土の上に立っております。これは度重なる渡良瀬川の洪水などの被害を避けるためだそうです。スギは元々は袋川堤防にありましたが水処理センター建設に伴いコノ地に移されました。スギの脇にチョコンと水神様の石祠が祀られております。水神様もスギと一緒にコノ地にお引越しされました。スギの周りを息をつかずに三回まわると白い蛇が出てくるという昔からのいい伝えがあるそうですが場所が移ってしまったので現在は該当しないのかもしれません。度々の落雷の跡が痛々しい木ですが地上2ｍ付近から三本に分かれた幹は樹勢が回復している様子でした。枝葉が無い上部を眺めていると何かに似ていることに気づきました。伝統芸能の梯子乗りをやっている様に見えてユーモアが感じられる木です。

• 訪問日：2023.10.22