小山市
道端のコンクリートの御堂に祀られております。それにまつわる昔話があります。子供が病気になって薬を買うお金もない貧しい家の母親はお地蔵様にすがるしかありませんでした。お地蔵様にお供えするものがないので田んぼの泥で団子を作りこんなもので申し訳ないと心の中で謝りながら子供の病気が良くなるようにお祈りしました。すると母親の願いが伝わったのか子供の病気はどんどん良くなり元気になりました。それを聞いた村人達は有難いお地蔵様だと喜び何かあった時は泥をかけたり泥団子を作ってお供えしたりと大切にお祀りするようになったというお話です。お地蔵様は御堂の天井につくようにおられお顔を見ると泥がかけられた痕跡がありました。それを見て今でも地域の人に大切にされていることが分かりました。