小山市
野外彫刻が7基あります。小山市出身の館野弘青さんのブロンズの作品名「想」は物思いに耽る女性が表現されておりました。作品名「ベクトル(羅針)」「目」は共に木で制作されております。作者は公表されておりませんが同じ人の作品で間違いなさそうです。ベクトルは針の鋭さを強調しながら温かみも感じられました。鬼怒川温泉を見渡すような巨大な目はシンボリックな作品です。ブロンズ作品の「鬼太」は小鬼が伸び伸びと遊んでいる様子が感じ取れました。作者の日原公大さんは大田原市芸術文化研究所長だった人です。中川公明さんのブロンズの作品「鬼怒の朝」は猛禽類が小鳥に狙いを定めているような光景です。那須塩原市の南 正作さんのブロンズの作品「萌」は春の息吹を感じさせる清楚な乙女が未来へ向かって成長する姿が現されているそうです。コチラの像だけ作者の想いが書かれておりました。益子町の陶芸家である藤原郁三さんの陶器の作品「鬼怒太」は鬼その物の姿の中にギャップのある憎めない表情がいいです。滝見橋からは岩壁に流れ落ちる結の滝が眺められます。チョロチョロっとした小さな滝ですが鬼怒川に注いでおりました。橋上からは鬼怒川温泉の栄枯盛衰が眺められソレでもコレダケの数の宿がひしめき今でも関東の奥座敷に違いないと思いました。