小山市
旧管理棟である水道資料館(国登録文化財)を見学に行きました。浄水場内では工事の真っ最中です。事務所でお声がけすると職員の方が出てきたのでソノことを伺うと沈砂池、沈殿池なども創設時の物が今も使用されているとのことですが傷んできたそうで徐々に新しい物に造りかえるとのことでした。その職員さんが資料館を案内してくれました。赤い半切妻屋根をのせた白い木造の洋館は監視する為の場所が円形に突出していて美観溢れる建物です。コノ建物を見る為に遠くから来られる人も多いとのことでした。それもそのはず全国の水道施設の中から「近代水道100選」に選ばれている建物なので納得です。建物の外には現在の門の前に使われていた昭和の門がありました。大正時代の水道管もあります。建物内も美的な空間となっておりました。当時の写真、水道メーター、携帯用電話機、イギリス製水平器、浄水場の模型、図面、道具、書類などの資料が展示されておりました。展示物も含めた建物内のことは職員さんが全て解説してくれ質問も回答してくれます。この建物をスケッチした絵が2点飾られていて傑作だと感じました。近代水道の歴史が分かる資料館です。