標高約1390ｍ～1400ｍの湿原には木道の道沿いにズミが多く見られます。咲き始めのものが多くツボミが真っ赤で鮮やかな色合いでした。中には開花したものもあり純白の小さな花々が色んな方向を向いて個性を出しているように見えます。ワタスゲは2ヵ所の展望台で見る事ができました。まだ一面に広がっているとまではいきませんでしたがフワフワの白い綿毛が風になびいて気持ちよさそうです。また湿原の奥に広がる日光連山が澄み切ったブルーで眺めていると清々しい気分となりました。道中では赤褐色の川が随所に見受けられ湯川へと注がれていき周囲の緑とメリハリが感じられました。湿原の中に含まれる鉄分がバクテリアの働きで沈殿したためだそうです。泉門池での側では幾つものテーブルとイスが設置されていてお食事されている方々が何組もおられました。池は穏やかで鏡のように周囲の木々を映しております。棲みついているというマガモは目に入りませんでした。奥の方にいるのかも知れません。光徳方面へと進み車を止めた三本松園地駐車場に戻りました。約2時間の散策で戦場ヶ原を満喫できました。

• 訪問日：2024.05.26