maffinmanさんから矢板市への投稿クチコミ | 栃ナビ!
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県道沿いに地蔵尊へと向かう石段があり山道を登ると中腹にありました。矢板市野仏10選に選ばれております。地蔵尊の経緯が書かれておりました。1563年5月に大田原助清の息子たち(大関高増、福原資孝、大田原綱清)が「うずら狩り」を口実に佐久山義孝を誘い出しコノ地で酒に酔わせて殺害し佐久山氏は滅亡し遺領は福原氏に併呑されてしまいます。それだけではすまず義孝の妹も佐久山城内の井戸に突き落とし石埋めにして殺害されてしまいます。嘆き悲しんだ義隆の妻は尼となり2人の冥福を弔って一生を終えました。この3人の霊を慰めるために佐久山氏家臣の子孫によって3体の地蔵が建てられたということです。時が戦国時代だったとはいえ非常に悲しいお話です。お地蔵様と佐久山家の供養塔は地域の人に今でも大事にされていて花々が手向けられお供え物も見受けられました。殿様夫妻と妹のために建てられただけあり格式高いお地蔵様です。お地蔵様は語る事はありませんが佐久山家の無念さを今に伝えているだろうと感じました。(境が峯の地蔵尊)

  • 訪問日:2023.12.02

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