栃木市の歴史・資料館
國學院大學栃木学園参考館のクチコミ
みんなの声でわかる、スポットの特長
- 展示5
- 学生4
- 解説3
- 作品2
- 江戸時代2
- 保存2
- 状態2
- 弥生時代2
- 甕2
- 埋葬2
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日本・中国・朝鮮の寄贈品やコレクションが並ぶ歴史博物館です。益子焼の著名な作家さんの作品を始めとした全国有数の焼物産地の陶器類などが並んでいます。その一角に國學院栃木短大教授であられた鷲崎直子先生のテラコッタ作品もありフックラとした鴨、雁が自然のままに表現されていました。鎧(当世具足)、雛人形(古今雛)などの江戸時代の物や板碑、五輪の塔などの鎌倉・室町時代の物が保存状態が良く当時のままの様に陳列されていました。その中でも見ものは弥生時代の甕棺です。弥生時代中期に西日本各地で盛んに製造された甕棺は甕棺墓として死者を埋葬したもので東日本では再葬墓(遺体を埋葬し後に遺骨を土器に納めた墓)制なので全く別物で初めて目にしました。また大型で惚れ惚れするような保存状態の良さです。全ての展示品には解説文が書かれており学芸員さんの話によると学生が解説文を書いており授業の一環とのことです。國學院大學短大で発掘調査した中根八幡遺跡(栃木市藤岡町)、圓通寺古墳(栃木市城内町)の出土遺物が展示されていてココでしか見られない物です。学生達の昨年の日本史系サークル・ゼミの合同展示で夏季研修旅行(古代の都)の解説、感想などのレポートも掲示されています。学生達の知識の深さと発想の面白さに目を見張りました。太平山神社の数多くある奉納絵馬も学生達が調査しており館内にはその中から選りすぐりの複製品が展示されています。中でも江戸時代に奉納された三種の神器の絵馬は貴重だということです。館内にはマダマダ紹介しきれていない魅力のある展示品が目白押しなので興味関心のある方は是非ご覧になって下さい。 (訪問:2020/08/20)
掲載:2020/10/25"ぐッ"ときた! 26人
※上記のクチコミは訪問日当時の情報であるため、実際と異なる場合がございますのでご了承ください。