日光市の樹木
平家杉のクチコミ
みんなの声でわかる、スポットの特長
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平家杉(日光市天然記念物、とちぎ名木百選)の物語が伝わっております。段の浦の戦いで敗れ主流は滅亡し平家の残党は全国の辺地に源氏の追手を逃れ隠れ住みました。この上栗山の地に住み着いた一党もそうで畑を起こし狩りを業とし華やかだった昔日をしのび再びその日の蘇ることを望んでやみませんでした。その侘しい気持ちが平家一門の運命を一本の小さな杉の木に託せられることになります。「杉よ、再び平家の世とならば子を増やせ、さもなくば子を産むな」と暗示をかけられた小さな杉は年々成長し逞しく大きく育ちましたが平家の世は蘇ることはありませんでした。そして「さもなくば、子を産むな」とかけられた願いだけはむなしく叶えられ何度その実を地上に落としても小杉が生えることはありませんでした。「子無し杉」とも言われるゆえんです。老杉は枯葉が目立ち子供にも恵まれず先の不安が感じられますが集落のシンボルであり人々の生きがいであり郷愁をそそる存在であることは間違いありません。上栗山の平家落人伝説を語る上では外せない杉です。 (訪問:2023/10/21)
掲載:2023/10/24"ぐッ"ときた! 28人 -
上栗山の御神木である推定樹齢750年を超えるスギ(日光市天然記念物 とちぎ名木百選)は葉に枯葉が混じったり空洞があったり幹が裂けたりと樹勢の衰えは感じずにいられませんが支えがなく立っているのが素晴らしいです。スギを眺めていたら弁慶の立ち往生が頭に浮かびました。弁慶は仁王立ちのまま息絶えましたがスギは生きております。縁起でもない事だと感じながら周囲を見回すと五輪塔、石仏がスギに寄り添っていて気心の知れた仲間のようです。スギが支えいらずに立っていられるのはコレラの仲間達がパワーを送っているのかも知れないと思いました。 (訪問:2023/05/06)
掲載:2023/05/17"ぐッ"ときた! 28人 -
開運の湯に向う途中にある杉で推定樹齢700年(指定時)、樹高33m、根廻り10mあります(日光市天然記念物 とちぎ名木百選)。幹の一部に生々しい傷跡が見受けられますが掠り傷のように見える程の巨木です。幹が太いので枝葉も安心して身を任せているだろうなあと思う程ドッシリとした安定感があります。前後には五輪塔が複数ありヒョットしたら杉と同時代の平家の落人のものかもしれないと思いました。そう考えるとロマンがあります。悠久の歴史を過ごしてきた木は泰然とした様子に見え今後も平家の里を見守っていくだろうなあと思いました。 (訪問:2021/12/16)
掲載:2022/04/26"ぐッ"ときた! 24人
※上記のクチコミは訪問日当時の情報であるため、実際と異なる場合がございますのでご了承ください。