幸の湯/小山 | ○代目特集 | 栃ナビ!
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○代目特集

昔からあるもの、新しいもの。カタチや想いを変えて人から人へ、伝えていきたいとちぎの魅力。伝統を受け継ぎながら、新しいコト・モノにチャレンジしている方々をご紹介します。

幸の湯/小山

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今までもこれからもずーっとお風呂屋さん

人々の生活が大きく変わった昭和から平成、これからやってくる新元号の時代も変わらぬ場所で湯を沸かし続ける2代目。いつの時代もお客さまの心にそっと寄り添い、1日の終わりや休日に訪れたくなる憩いの場所になっています。体が温まったころにはきっと、心までほっこりと癒されているはずです。

お店・スポット情報

幸の湯

毎週日曜日は変わり薬湯の日!50年以上続くレトロな銭湯

小山市城山町2−5−21

TEL:0285-25-0356TEL:0285-25-0356

2代目

星良行さん(83歳)

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銭湯で勤めていた父である先代が、1961年東京都から栃木県小山市に移り銭湯をオープン。建物は1952年に建てられたものだった。翌年27歳の時には、お店を継ぐことになる。もともと銭湯の仕事を手伝っていたが、そこから50年以上銭湯屋の店主として現在も働いている。時代の流れとともに、隣接したコインランドリーや駐車場の設置。1974年にリニューアルし、懐かしい趣は残しつつもより快適な空間に。2019年にはホームページが完成予定。

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壁一面の富士山の絵

男湯では富士山、女湯では立山連峰の見事な壁画を眺めて入浴。どちらも日本に数名しかいないといわれる銭湯絵師のひとり、中島盛夫さんが描いたものです。

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毎週日曜日のお楽しみ

天然ラジウム鉱石が敷き詰められた浴槽の人工のラジウム(ラドン)温泉と漢方薬をブレンドした薬湯。毎週日曜日の薬湯は、レモンやワイン等に変わります。

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脱衣所もレトロな雰囲気

懐かしい肩たたき機やかごが並べられた空間には、ちょっとした休憩スペースもあり。貸しタオルや石鹸も購入できるので、ふらりと手ぶらで訪れてもOK!

○代目の想い

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■受け継いだもの

「実は内装などはリニューアルしているので、創業当時のままというものはないんです。先代になる私の父が1961年に銭湯をこの地で初めてから、ずっと変わらぬ場所で営業しています。むかしと違い今はお風呂が自宅にあるのが当たり前ですが、変わらずお客さまの憩いの場所であり続けたいですね。」

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■新しい取り組み

「車でいらっしゃる方が増えたのでお店の前に駐車場をつくりました。ひとり暮らしの男性のお客さまも多いので、銭湯の隣にコインランドリーを設置して待っている間に入浴できるようになっています。2019年にはホームページもできる予定なので、たくさんの方に幸の湯を知ってもらえると嬉しいね。」

\もっと聞いてみました!/

■これぞ銭湯!という見事な富士山ですね!
「リニューアルする時に、以前描いてくれていた銭湯絵師さんがもういなくてね。紹介してもらったのが中島盛夫さんだったんですよ。」

■1日のスケジュールを教えてください!
「15時半から営業なので、お昼くらいから準備を始めます。」

■銭湯のお仕事は肉体労働ですし、おひとりだと大変ではないですか?
「妻も交互に番台に立ったりと一緒に働いているんです。それに、会社に勤めている息子も手伝ってくれています。」

■毎週日曜日の薬湯はどんなものがありますか?
「ワインにレモン、紫根、森林浴のどれかになります。他にも、節句にしょうぶ湯、冬至にゆず湯などになる時もありますよ。毎月店頭でお知らせしています。」

お店・スポット情報

幸の湯

毎週日曜日は変わり薬湯の日!50年以上続くレトロな銭湯

小山市城山町2−5−21

TEL:0285-25-0356TEL:0285-25-0356

取材:2018年12月

※掲載内容は取材時の情報です。

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