【日光】外国人たちが愛した日光をめぐる旅 | 栃ナビ!キャラバン隊 | 栃ナビ!
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春まだ浅い3月。雪が解け、少しずつ目を覚ましだした日光。
自分のペースで歩きたいなら、今がベストシーズン。
時代に翻弄され、外国人たちに愛された、近代の面影をさがす旅。
今まで知らなかったドラマチックな日光に、きっと出会えるはず。

春。外国人たちが愛した日光をめぐる旅

日本と西洋の美が融合した、世界に誇るクラシックリゾートホテル

創業約140年。国際的避暑地として栄えた近代日光において、諸外国の要人を迎えた重要なホテル。女性旅行家イザベラ・バードも1878年に宿泊し、その様子を記録に残しています。歴史的価値も高い優雅な空間が、明治・大正時代に一瞬でタイムスリップさせてくれます。

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In mid June of 1878, Isabella Bird stayed at Kanaya Cottage Inn for 10 days.

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重厚な石造りのヴィラ。文明開化が織りなした、気品溢れる空間

明治時代末期に建てられた貿易商フレデリック・W・ホーン氏の別荘を、リノベーションしたレストラン。「乱れ石積み」の技法で、日光石を積み上げた壁面は圧巻。日光山内という世界遺産のエリア内、気品溢れるエレガントな雰囲気の中で、こだわりの西洋料理を楽しめます。

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American trader Frederick W. Horn built this European-style building as a villa .

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古より崇められる、由緒ある神社。石畳の先にある、神聖なるエリア

東照宮よりも古い歴史をもつ、日光二荒山の別宮。老杉に囲まれた静かで神聖な空間は、観光地を避ける外国人旅行者たちが、今もなお密かに訪れる場所です。神社の手前にある白糸の滝の前には、この景色を愛した駐日米国公使ジョン・K・エマーソン氏(1908-1984)の記念碑が建てられています。

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American Ambassador John K. Emmerson loved the shiraito falls.

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外国人たちが通い心を癒した、美しいゴシック式の教会

国際的避暑地として栄えていた頃、長期滞在している外国人たちが、心の拠り所となる教会を求めたのは、とても自然な流れでした。1916年、ジェームズ・M・ガーディナー氏の設計によって建てられた、英国国教会の教会。教会が二社一寺と並んでいる様子も、日光ならでは。

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American architect James M. Gardiner's grave located at this Anglican church of his own design.

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歴代大使が愛した世界一の風景。湖畔に佇む、美しい別荘

多くの外国人別荘が建てられていた中禅寺湖畔。1928年には、イタリア大使館の別荘がアントニン・レーモンド氏の設計で建てられました。かつては湖からボートで渡ったので、湖面からみた姿が一番美しいといわれています。今後、イギリス大使館別荘も一般公開予定です。

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The former Italian Embassy Villa in Nikko was Designed by American architect Antonin Raymond.

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故郷への想いを重ねた、カントリージェントルマンの社交場

1904年、元長崎商人のトーマス・B・グラバー氏が湯川でのマスの繁殖に成功したため、中禅寺湖は、日本で初めてフライフィッシングが行われたと言われています。多くの紳士たちが、自然豊かな湖畔の風景に郷愁を重ね、釣りやゴルフなどの社交を楽しんだそうです。

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The famous business person Thomas B. Glover spent much his time at Chuzenji Lake for his hobby of fly fishing.

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3月OPEN情報

「日光東照宮宝物館」

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「400年式年大祭記念 日光東照宮宝物館」が、2015年3月13日(金)午後オープン。一階には「上島珈琲店」が入り、ガラス張りのモダンな雰囲気に一新します。開館記念展として「四百年式年大祭記念 徳川家康公と日光東照宮」が開催されます。

「金谷ホテル歴史館」

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「日光金谷ホテル」の前身、「金谷カテッジイン」。外国人客の間では、Samurai House(侍屋敷)と呼ばれていました。2014年国の登録有形文化財となり、2015年3月より「金谷ホテル歴史館」として一般公開されます。レストラン・スーベニアコーナーも併設し、「金谷ホテルベーカリー カテッジイン店」も、敷地内に同時オープン。伝統ある金谷ホテルベーカリーの焼き立てパンを販売します。

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日光市が運営する、日光のファンサイト「NIKKO FAN」。こちらの会員になると、「会員証」・「日光彩子オリジナルピンバッジ」・「オリジナルミニシール」をプレゼント!さらに、応援店舗に会員証を提示すると特典が受けられます。登録は無料!ぜひ一緒に、栃木が誇る世界遺産「日光」を盛り上げていきましょう★

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【紙トチ!3月号】編集後記

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今回、名ガイドのトモエさんに日光を案内していただき、すっかり日光ブームが訪れているミーハーな私。学生時代は、ガイドさんから離れて歩くタイプだったので、 人生で初めて“ガイドさん”のすばらしさを知りました。ガイドの英訳には、「案内人」の他、「指導者」・「先達」という意味もあります。その道のマスターにガイドしてもらうとは、なんと贅沢で光栄なことか!みなさんもぜひ、ガイドさんと歩いてみてください♪(編集:のむ)

PDFでもチェックしてね!

CLASSICAL NIKKO~クラシカル日光~

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外国人たちに愛された、近代の日光をめぐる旅。何度も行ったことがあるのに、知らなかった日光にきっと出会えますよ♪

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取材:2014年12月

※掲載内容は取材時の情報です。