小山市
鹿沼市楡木町で育った大正、昭和を代表する児童文学者千葉省三の記念館を訪れました。受付で見に来た事を話すと職員が部屋の鍵を開けてくれました。館内の壁にはビッシリと生い立ち~永眠後まで省三本人と関係する人々の解説が書かれています。前半には虎ちゃんの日記や鷹の巣とりなどの作品が有名な省三が執筆した講談社の絵本シリーズ、ポプラ社発行の単行本、古今書院から発行された童話集などの資料が展示されています。真ん中には愛用の道具、家具、衣服なども展示されていて省三の生きていた時代に触れることが出来ました。後半には省三の色紙を始めスケッチブック、虎ちゃんの日記の原稿のコピーなど直筆で書かれた物が展示されていて作品の作り出される過程が分かるようになっています。最後に作品の舞台概念図があり、鹿沼のどの場所での舞台になったか作品ごとに赤ランプが点灯するようになっています。小さな資料館ですがボリュームのある内容で郷土鹿沼市の偉人である千葉省三さんの偉大さが理解できました。