小山市
青葉に囲まれた漆黒の鼓楼が絵になります。係の人に御殿のケヤキ1本根上がりのケヤキ4本(県指定天然記念物)のある場所に案内してもらいました。樹齢約800年樹高23mの親樹は御殿の裏にあり建物に囲まれているせいか目立った損傷などなく至って若々しい木で堂々とした面構えです。かえって親樹のから伸びた根の先の子樹の4本の方が傷跡が目立ちます。子樹も親樹のように頑張って成長してもらいたいものです。宝物殿を見せてもらい南無仏太子像を見ました(栃木県文化財)。14世紀の製作で太子の鋭い眼差しがまずは目に入りましたが顔も身体もポテポテとしていて幼子の特徴を表していました。対して左側にある親鸞聖人像は色艶が良く本物のように良く出来た仕上がりです。聖人の素の表情が垣間見えました。親鸞聖人御廟(国指定文化財)は専修寺の森の近くの静かですが木が生い茂っていない場所にあります。石垣中央に高さ145cmの石塔が聖人のもので左側に歴代の上人の石塔が並んでいます。お寺の中でココは特に空気が違い聖人の気が満ちているのかもしれません。数多くの重要文化財のあるお寺です。