小山市
西側に上田城跡が望める田んぼの畔道に壬生町文化財の高さ約158cmの凝灰岩の五輪塔があり鎌倉時代から室町時代の作です。五輪塔の下から火葬骨を納めた容器である古瀬戸瓶子(県指定文化財)が出土しております。特殊な五輪塔で地輪(方形)が重なってある珍しいものです。五輪塔の3分の1程度を占める大きさのまん丸の水輪に目が惹きつけられ、その当時行われていただろう蹴鞠の鞠を思い浮かべました。もっとも鞠は直径17~18cm程度なので大きさは比べ物になりませんが鞠同様形が整っており上品な仕上がりに感心しました。