壬生町の遺跡・史跡
【町指定文化財】五輪塔直下より蔵骨器として利用された古瀬戸瓶子が出土
上田の五輪塔は朝比奈の五輪塔とともに、 鎌倉から室町時代にかけて造られたものです。本五輪塔は近年この地に移築されており、その際に五輪塔直下より蔵骨器として利用された古瀬戸瓶子が出土しています。また、五輪塔に隣接して上田城址があります。
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五輪塔 | 総高158cm、材質は凝灰岩。上から空輪(宝珠形)・風輪(半月形)・火輪(三角)・水輪(円)・地輪(方形)の5つの部分からなります。 |
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出土した古瀬戸瓶子 | 内部には土に混じって骨の破片が入っており、蔵骨器として使用されていたことが分かります。製作年代は14世紀中期で古瀬戸の最盛期であり、本瓶子も鎌倉期らしい強くたくましい造形に仕上げられています。 |
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西側に上田城跡が望める田んぼの畔道に壬生町文化財の高さ約158cmの凝灰岩の五輪塔があり鎌倉時代から室町時代の作です。五輪塔の下から火葬骨を納めた容器である古瀬戸瓶子(県指定文化財)が出土しております。特殊な五輪塔で地輪(方形)が重なってある珍しいものです。五輪塔の3分の1程度を占める大きさのまん丸の水輪に目が惹きつけられ、その当時行われていただろう蹴鞠の鞠を思い浮かべました。もっとも鞠は直径17~18cm程度なので大きさは比べ物になりませんが鞠同様形が整っており上品な仕上がりに感心しました。 (訪問:2020/11/22)
掲載:2021/04/02"ぐッ"ときた! 22人
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基本情報
住所 | 壬生町上田 地図を印刷 |
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交通 | ※場所の詳細は地図を参照ください |
歴史民俗資料館 | 0282-82-8544 0282-82-8544 |