小山市
壬生町文化財で壬生町最大の高さ約260cmある五輪塔で鎌倉時代~室町時代に建てられたものです。このお墓を建てたといわれる怪力として知られた朝比奈義秀の伝説があります。父である和田義盛が幕府に不満を抱き挙兵した和田合戦で目覚ましく活躍しましたが後から後から新手を繰り出す幕府軍には如何ともしがたく敗れ父や弟など一族は討ち取られました。運よく逃げられた義秀は追っての目をくらます為にコノ地に自分の墓を建てたそうです。横から見ると凝灰石で作られた五輪一つ一つがバランスを保っており火輪(三角形)の角も丸まっていて優しい愛着のあるお墓です。奥にあるもう一基のお墓は二輪だけで火輪が苔でビッシリと覆われ緑色になっており目を引く存在でした。まるで地面からニョキっと生えているキノコを想像し可愛らしく思えるお墓です。