小山市
拝殿の中に入ることを許可を頂きました。大きな絵馬が目立ちます。かなり古そうな時代の物も掲げられておりました。絹本着色 柿本人麻呂神影(栃木県文化財)の複製が置いてあります。1923年の作品で小堀鞆音画伯が描かれております。御祭神の柿本人麻呂公が歌を筆で和紙に書き写そうとする場面が見て取れました。歌を考えていながらリラックスした様子に見えます。多分アルファ波が出ている状態ではないかと思いました。天井を見上げると格間に135枚の花鳥風月が描かれておりました。天保年間(1830-1843)に田村安貞によって描かれた絵で100年以上経つ今でも彩色鮮やかであります。驚いたことに野菜(ダイコン、タケノコ、ヘチマ)や亀、蟹なども混じっておりました。これはお初で御座います。珍しいので暫らく観賞を楽しみました。