小山市
第1駐車場に車を止めて山門(那須烏山市文化財)を潜りました。1704年に建立された6脚門で中央に龍の彫刻が睨みを効かせておりました。300年以上経っているので建物も彫刻も風化が進んでおりますがマタそれが時代を感じられ味わい深いです。境内に南那須町(現在の那須烏山市)の頃に選ばれた名木百選の2本の木があります。イチョウは胸高直径4.55mの巨木で近くで見るとゴツゴツした表皮をしておりますが少し離れて見ると葉の付き具合が筆のようでスラっとして見え黄葉の時期が楽しみな木です。サルスベリは胸高直径1.6mで枝が少ない木です。何かパフォーマンスをしているように見え花が咲く時期に見てみたい木です。八十八カ所霊場巡りの第一番と第八十八番の仏様が本堂前に隣り合わせでおられました。高台にある1644年建立の整った薬師堂(那須烏山市文化財)は欄間に色とりどりの十二支が背景と共に巡っていて見応えのある作品でありました。御堂の中には平安時代に制作された薬師如来(栃木県文化財)が安置されているとのことです。次に訪れた時には八十八カ所霊場を巡ってみたいと思います。