小山市
約1000年の歴史を誇る神社で大岩の上に舞台造りで組まれた社殿が建っております。その光景が見事なので「さの百景」に選ばれております。秋の例大祭の日に伺いました。社殿からの眺めは見晴らしが良く神が御神楽全体を見渡せるように造られているとのことです。脇障子の彫刻は日光の名工が彫られたそうで精緻な作品を見る事が出来ました。拝殿内には日露戦争の絵馬が掲げられております。勲八等 亀山源作さんの奉納したもので戦争の様子を絵師に描かせたものです。この地域の人も随分招集されたそうですが激戦区ではなかったので無事に帰ってきたそうです。常日頃の宇都宮神社への参拝が功を奏したんではないかと思いました。左大臣右大臣の像があります。これ自体はどこにでも見かけるものですがコチラの神社では他とは一線を画する特徴が多々あります。虎の敷皮を踏みつけ力を誇示している様子ですがどう見ても戦闘態勢ではない足の向きです。普通は左右対称の像ですが矢の位置がおかしいです。それと普通は年配の人と若い人との組み合わせですがコチラでは同年輩の組み合わせです。ここでしか見られないと思うので興味のある方は春の例大祭などに顔を出してみるのもよろしいかと存じます。社殿外観もインパクトがありますが社殿内もインパクトのあるものが見られる神社です。