小山市
かつては星宮神社だったそうですが明治8年に黒川神社に名称変更した神社です。江戸時代に整備された石畳を通り本殿へと向かいました。1795年に再建された本殿にはソノ頃の名残である星宮大明神の額があります。向拝、胴羽目、脇障子に彫刻が見られました。胴羽目には布袋尊と唐子(中国風の髪形や服装をした子供)、西施(中国、春秋時代の越の美女で越王が色好みの呉王に送り込み色香に翻弄され政治を怠り越に滅ぼされたと伝わる)、玉川(古来より多くの歌や物語に登場する京都府の井出町を流れる川で平成の名水百選に選ばれた)、脇障子には穆王(周朝の第5代王)、菊慈童(穆王に仕えていた侍童で罪あって流され菊の露を飲み不老不死の仙童となった)が施されております。人物をクローズアップしていて見やすい作品だと感じました。