小山市
社務所兼公民館は青と白のスッキリとしたモダンな建物です。石段脇にはシダレザクラが咲いていて訪問を歓迎してくれているようでした。木々の少ないサッパリとした場所に社殿があります。本殿を窺うと数々の彫刻が施されておりました。向拝では凝った龍の海老虹梁が目に入ります。胴羽目では唐獅子親子が躍動し、脇障子では猩々(中国の古典書物に記されている妖怪)がノンビリとお酒を飲み、蟇股では鳥が囀り、リスが葡萄をほおばっておりました。それぞれの特徴を最大限に引き出した作品です。見ていて清々しい気分になりました。