小山市
らいぶさんが仰っているように西行戻石が祀られ傍らに西行の歌碑もあります。西行法師が日光に来た時にコノ石の上に少年がいたので何処へ行くのか尋ねると歌で答えました。このことに驚きコノ場で男体山を遥拝して引き返した時の歌です。童子の歌の出来が良くコノ先には優れた詩の名人が数多くいそうな気がして怖くなったんでしょうね。境内の端の方に1662年~1680年に建てられた日光型庚申塔(日光市文化財)7基を含む20基の石塔群があります。庚申塔は1662年の稲荷川の大洪水で多数の犠牲者を弔うために建立された供養塔です。石塔群には邪気を払う青面金剛 が半数以上刻まれておりました。拝殿には西行戻石と稲荷町史跡案内の資料が無料配布されているので頂いてきました。拝殿内へもご自由にどうぞと書かれていたので上がらせて頂きました。現代風の絵馬が特徴的です。本殿は朱色が主体ですが向拝柱、斗栱、蟇股、虹梁、頭貫、木鼻と色彩豊かで花々が散りばめられ社殿が引き立っておりました。解説も行き届き社殿内にも上がれ見た目も良しとイイことだらけの神社です。