小山市
1836年に会津中街道の板室本村宿より板室温泉道への道しるべとして建立された道標(那須塩原市文化財)です。正面に右会津街道 三斗小屋江三里八丁、左に左ゆもと道従是二十八丁、右に天保七丙申年六月大吉日建 肥後大熊書(その他世話人名)、裏に奥州津軽弘前品川町産遊圓や難病や車来入湯千度などの銘文が刻まれております。裏に記された碑文から板室温泉の湯治で難病を克服した遊圓が地元世話人の協力により建立したそうです。肥後大熊とは百村光徳寺の十九世住職の書ということで大きく力強い文字が旅人達を勇気づけてくれただろうと思いました。遊圓という人も「しもつけの薬湯」の効果に感謝感激したことが道標建立に至ったわけでココを通られた人々などが板室温泉の名を知り全国各地に轟くキッカケとなった立役者であると感じました。
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