何でも完璧にこなさないと気が済まない。それが出来ないと不安と恐怖の気持ちに襲われる。この完璧主義の性格が大きく視野を狭めていました。火元、戸締りを何度も何度も確認する。掃除は、同じ場所を何度も納得いくまで拭く。体も何度も同じ箇所を洗う。文章・書類は、これも納得いくまでチェックします。内容に始まり、宛名、住所ときりがないほど確認を繰り返します。何度も同じ行動を繰り返す反復行動が、自分を苦しめていました。これで人生が楽しいわけがないし、ただ単に息苦しいだけです。これも全て幼少期のトラウマが原因でした。小学生の時、祖母がお風呂に入っている私に50数えて温まってからじゃないと出ちゃだめだよと言います。すると私は、20数えてから数字がわからなくなり、やり直し、今度は、10数えてやり直し、そして5数えてやり直し、当然その繰り返しでお風呂から出なかったわけですから、湯渡でぶっ倒れます。そこから祖母のいうことを聞いてこんなことになったのだから、もっと祖母のいうことをきちんと聞き、完璧にこなさないといけないという自己流解釈に走ってしまいます。完全な愛情の取り違えです。野中先生が天国の祖母の言霊を借りて、正してくれます。「ばあちゃんは、おまえが体を冷やさないように一つの目安としていっただけだよ。何においても完璧・完全なものなんてないんだよ。大切なのは、その場に応じて判断する臨機応変な柔軟な気持ちだよ。やっとおまえがそれに気づいてくれて、ばあちゃん安心したよ。」問題解決です。凝り固まった心がどんどん柔らかく優しくなっています。失敗や間違いのない人生なんてありません。みんな失敗から立ち直って強く優しくなっていくんです。また一つ天国のばあちゃんを安心させられました。野中先生、えり先生、本当にありがとう。

• 訪問日：2018.01.27