小山市の古墳
地域の人が守り伝え継ぐ、前方後円墳と地元の共同墓地が重なる埋蔵文化遺産
琵琶塚・摩利支天塚古墳が姿川対岸にあり距離も700mと近く、規模からも重要な古墳と思われます。江戸時代以降、南半田の共同墓地として使われたと推定され、現在は地域の人々により植栽や整備が行われ、重要な文化遺産として守り保存されています。
有
おすすめ
古墳規模 | 後円部の径は約32m、前方部に高まりが残っていることから古墳規模は全長50m程。小山市内でも大きな前方後円墳といえます。 |
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出土遺物 | 五輪塔・宝篋印塔の石材・石仏などが出土。墳丘裾には五輪塔の基部が残っていました。応永年間の板碑や中世の石塔やかわらけの出土より、室町時代以降に墓として利用されていたと考えられます。 |
植栽や整備 | 南半田「花の銀嶺会」のもと、しだれ桜・玉竜・ヤマツツジ・ヒガンバナ等の植栽がされ、大谷石の階段なども整備されています。 |
新着クチコミ
クチコミ:1件
みんなの声でわかる、スポットの特長
- 墳頂5
- 古墳4
- 整備2
- 人2
- 墓2
- シダレザクラ2
- 植栽2
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全長50m程ある前方後円墳です。前方部のふくらみには墓地がたっており後円部のみの見学となります。墳頂への石段が整備されていて上がりやすく古墳をはじめ敷地内がキレイに整備されており地元の人には頭が下がる思いです。墳頂に上がる手前に幾つかの石碑が見受けられ墳頂には宝篋印塔をはじめとした石材が並んでいます。古墳時代に造られてから現在に至るまでお墓として重宝されている居心地の良い場所なんだなあと感じました。墳頂からの眺めでは姿川を挟んだ対岸700m先に摩利支天塚古墳、琵琶塚古墳を間近に見ることができ、この墓に納められた人も重要な人物だったんでしょうね。墳頂にはシダレザクラ、ヤマツツジが植栽され道路近くにもシダレザクラが植栽されていて春先には古墳を十分に盛り立ててくれそうです。 (訪問:2020/10/12)
掲載:2021/02/28"ぐッ"ときた! 25人
※上記のクチコミは訪問日当時の情報であるため、実際と異なる場合がございますのでご了承ください。
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